熱海駅前で出会う“心ほどける一皿”和食「たしろ」

Izu Trip Designer
遠藤 駿
和食「たしろ」
熱海駅を出てすぐの第一ビル地下に、昔ながらの雰囲気を残す定食屋「たしろ」があります。創業は昭和54年とされ、長年地元の方に愛されてきた食堂です。観光地の中心にありながら、肩肘張らずに入れる温かい空気が流れており、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

今回は、その中でも人気の オムライス(800円) をいただきました。注文してしばらくすると、ぷっくりと厚みのあるたまごに包まれた、どこか“家庭の味”を想起させる素朴な姿のオムライスが運ばれてきました。口コミでは「オーソドックスでお袋の味」という声もありましたが、目の前にある一皿はまさにそんな印象そのままの佇まいです。

スプーンを入れると、しっかり焼かれたたまごがふわっとやわらかく割れ、中からはケチャップの香りが懐かしく立ち上ります。中のケチャップライスは酸味と甘みのバランスが良く、昔ながらの王道の味付けです。具材はシンプルですが、炒め油の香ばしさがほんのりと感じられ、一口ごとに「こういうオムライス、好きだったな」と思い出を揺さぶられるような優しい味が広がります。

味の派手さこそありませんが、食べ進めるほどに落ち着いた安心感が広がり、旅先で疲れた体と心をゆっくりとほぐしてくれます。観光地価格が多い熱海で、800円という手頃な価格で提供されている点にも驚かされます。店内には観光客だけでなく地元の方も多く、メニューの豊富さからも普段使いの食堂として根付いている理由がよく分かります。

ボリュームもしっかりあり、口コミでは「オムライスはチキンライスたっぷりで満足感がある」との声も見かけました。実際に食べてみると、見た目以上におなかにしっかり届く量で、食後には満ち足りた気分になります。たまごの焼き具合もライスの水分量も丁寧に整えられており、決して派手ではないものの、毎日でも食べられそうな“飽きのこない味”が魅力です。
全体として、たしろのオムライスは、流行りのとろとろ系でも、SNS映えを狙った派手なスタイルでもありません。しかし、どんな時代であっても変わらず好まれる“定番のおいしさ”をしっかり守り続けている一皿だと感じました。観光で熱海を訪れた際、喧騒から少しだけ離れて、ゆっくり落ち着きたい時にぴったりの味です。
食べ終わって店を出るころには、どこか心の芯が温かくなるような、そんな余韻が残りました。旅の途中に、ほっとひと息つける思い出深いランチを求める方に、ぜひおすすめしたいお店です。でも開店前には並ぶそうで、人気の理由がしみじみわかります。
プロフィール

遠藤 駿
Izu Trip Designer
ようこそ、世界から伊豆半島へ!
地元、伊豆半島の魅力を世界へ発信したと思い、伊豆半島観光情報を立ち上げました!
ラーメンと飲み歩きが大好きなので、見かけたらぜひお声掛けください。笑
年齢:30代
性別:男性
職業:会社経営者
趣味:ゴルフ、料理、キャンプ
