月の祭典
伊豆半島では、月にまつわる自然現象の幻想的なイベントを観る事が出来ます。月の満ち欠けは、人体にも影響があると言われ、人間の生活リズムに密接に影響しています。
東海岸では、ムーンロードと新月(ニュームーン)に開催される「月に願いを恋する乙女」、西海岸ではトンボロ現象などです。
ムーンロード
月の出に海面に映し出される月が、月に向かって伸びる道の様に見える自然現象で、どこでも見える訳ではなく、日本では太平洋側の東側に海が見える地域で鑑賞が出来ます。
南東方向から見えるので、伊豆半島の東海岸からはどこからでも確認できますが、地平線近くでの月は、レンズ効果によって大きく見えるので、早い時間の方が綺麗に見えます。
3月から9月の天気が良く、海が凪ぎ(風や波が無い状態)で、満月が水平線に近い時間帯であればレンズ効果で幻想的なムーンロードを鑑賞できます。
各旅館などでも、満月プランという事で「お月見プラン」も開催しています。
なかなか見る事が出来ない、この幻想的な自然現象をお楽しみください。
※「ムーンロード」は、東伊豆町で2017年に商標登録されました。
今後のムーンロード
2022/8/12(金)月出時間 19時08分
2022/9/10(土)月出時間 18時12分●中秋の名月
2022/10/10(月)月出時間 17時37分
2022/11/8(火)月出時間 16時36分
2022/12/8(木)月出時間 16時19分
2023/1/7(土)月出時間16時45分
前後1日は、比較的綺麗な月を観賞できます。
新月(ニュームーン)
縁起が良いとされる新月なので、稲取の八幡神社で「月に願いを恋する乙女」というイベントも開催しています。
新月は、夜の暗闇が増す事でライトアップイベントや各地の花火が映える日となります。
月に願いを恋する乙女
稲取の美しいムーンロードと、千年以上の歴史ある神事で、あなたの恋愛成就をお願いしましょう。
節句の時期になると、自分のために飾ってもらった煌びやかな雛人形に憧れや嬉しさを抱いた記憶が蘇る方もいるのではないでしょうか。女性であれば、いつまでもトキメキを忘れたくないもの。
さあ、あなたもすてきな恋がみつかるようお願いしてみましょう!
伊豆稲取にある八幡神社のご協力のもと、恋する乙女達の為に「恋愛成就」をお願いするキャンペーンを実施しています。縁起が良いとされる「新月」から始まる「稲取物語」をお楽しみください。
今後の新月
2022/8/27(土)(開催期間8/24-8/30)
2022/9/26(月)(開催期間9/23-9/29)
2022/10/25(火)(開催期間10/22-10/28)
2022/11/24(木)(開催期間11/21-11/27)
2022/12/23(金)(開催期間12/20-12/26)
2023/1/22(月)(開催期間1/19-1/25)
新月の前後3日と新月当日の計7日で稲取ではイベントを開催しています。
トンボロ現象
西伊豆の堂ヶ島で観る事が出来る、日本でも大変珍しい現象です。
堂ヶ島にある三四郎島で、沖あい200メートルほどのところにある伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島からなる4つの島で構成されます。
見る角度により3つに見えたり、4つに見えたりすることから三四郎島と呼ばれています。
また、干潮時には一番手前の伝兵衛島まで瀬が現れて、足をぬらさずに歩いてわたることができます。この現象のことを「トンボロ」と言い、日本でも大変珍しい現象です。
3月から9月の春から夏にかけては日中に観る事が出来、干潮時間(記載時間)の前後1時間で、潮位が30cm以下だと波が静かであれば渡れます。50cm以下でも状況によっては渡る事が出来ます。※10月から2月は夜にトンボロ現象が出ます。